音楽大学在学時、地域に密着したコンサートを企画・運営し、地域の人々に楽しんでもらいました。やがて様々な音楽大学から有志を募っていき、任意団体として「ユースクラシック」をスタートさせ、「高齢者向け」、「国際交流」、「地域密着」三つのコンセプトで活動を始めました。

高齢者向けの事業では、定期コンサートやシニアの合唱指導に携わり、高齢者施設で5つの合唱団が設立させ、合わせて130名の参加者による合唱発表会が神奈川県立音楽堂(1000席)で開催されました。

日中友好コンサートにも力を入れており、「鑑真和尚と日本の繋がり」をテーマにしたコンサートを大磯で開催、そして中国国歌を作った“革命作曲家”と呼ばれる聶耳を取り上げたコンサートを藤沢で公演。没後80周年を記念に、2016年7月17日、聶耳の命日の日に、外務省、中国大使館、上海対外友好協会、横浜市、神奈川県、各日中友好協会の後援のもと、文化遺産である上海音楽庁(1122席)にて初の中国公演を達成しました。2年後、2018年には上海大劇院及び雲南省昆明市にて二回目の海外公演を行い、日本人による「黄河協奏曲」の演奏は現地で大きな反響を呼びました。音楽には言葉や国境を越える力があると実感できた瞬間でした。

また、上海音楽学院付属学校との交流を継続し、2017年には10名(学生8名、教師2名)、2018年には11名(学生8名、教師3名)日本へ招き交流活動を行いました。 2018年は横浜市開港記念会館にて日中友好コンサート、東京芸術大学学内ホールにて交流演奏会、二宮ラディアンホールにて地域とのコラボ演奏を達成しました。 2017年8月に新たに一般社団法人として再生。

これまでの活動に加え、「二宮こども音楽祭」や「団地コンサート」をプロデュースし、音楽による地域活性化に積極的に取り組んでいます。これまでの活動の様子は、NHK、テレビ神奈川、J:COM、朝日新聞、神奈川新聞、毎日新聞など、各メディアで紹介されてきました。